10/20 ポスターイベント

今週の土曜日、『震災とわたし、それからのわたし』というイベントにポスター出展をしてきました。

イベントの詳細はこちら→ http://togetter.com/li/384534
展示ポスター等はこちら→ http://togetter.com/li/393865

スタッフの皆さん、参加してくださった皆さん、本当にお疲れさまでした!

簡単に様子など紹介いたします。



◆10〜13時 随時搬入、昼食

マッタリタイムでした♪
とりあえずスタッフ&参加者の皆さんにご挨拶しつつ、ポスターを見させてもらいました。僕が他の方のポスター見られたのは、ここだけだったなぁ…。

大まかに「文系的」と「理系的」なものに分かれてたように感じます。
なつかさんのや僕の個人発表は、個人の気持ちの変遷を中心に書かれた文系的なもの(ノンフィクション小説っぽい感じ)。家リスのや守る会入間さんのなんかは中間的なもの(団体の活動発表っぽい感じ)、その他の方のは調査結果をデータで示した理系的なものだったように感じます。
正直、理系的なポスターは読むだけだと難しかったです。説明受けられたら、きっと理解も変わってたんだろうけどなあ…。


ポスターだけ見て面白かったのは、守る会入間さんの(上記写真)ですね。落ち葉の焼却による放射性物質濃縮実験なんかを実際にやられていて。「正しい情報と認識を得て、可能な限り被ばくを低減する」という『会の目的』と「遊ばせる事が出来る様になった」「検査している食材への安心感」「被ばくの相場感を得た」という『得たもの』なんかは、家リスとしても共感できるものなんじゃないかな〜と思います。
名刺交換して、Twitterでも繋がって下さっています♪

お昼はスタッフの方がお弁当をとってくれました。海老ヒレカツ弁当、美味しかった!最初、間違ってマキノさんのお弁当を開けようとしちゃったのはヒミツですw(ぉ)
食後は、お子さん方とひと遊び。保育に入る上で、結構重要なんですこれ。



◆13〜14:15 講演「東日本大震災とわたし 〜原発事故後の福島で暮らすということ〜」

リゲルさんこと、八島和子さんの講演。この方、福島市で税理士さんをされているとのこと。また、『森の案内人』というボランティア?もされているそうです。
福島市で震災にあい、その後暮らしていく上でどんなことを感じているのか、生の体験と感情を語ってくださいました。
お話を聞いてるうちに、南相馬に行ったときの様子が鮮明に目に浮かんで…ちょっと涙無しではいられませんでした。

印象的だった言葉を紹介します。
「震災後の混乱を見て、安全に暮らせるかどうかは震災前の基準を調べた」
「『逃げるときの安全』が欲しかった。放射性物質は怖かったが、無理やり退避させられることも怖かった」
「とある支援団体の方に『福島の方はもっと怒ってください』と言われた。何に対してか。東電に対しても怒りも感じつつ、一番危険な場所に残って守ってくれているという思いもあり、複雑。外の人間から単純化されて見られることが非常に残念だった」
「失ったのは、土地じゃない。そこに暮らしてきた人間の歴史や想いだ」
「福島に来てください。それができないなら、福島のものを買ってください。それも無理なら、せめて福島の人間の話を聞いてください」



◆14:15〜15:15 保育

主に元気な某お子さんの担当みたいな感じにw

スタッフのふるはたさんは小麦粉粘土の準備をしてきていて、ちょっとした科学実験みたいで良いなぁと思いました。



◆15:15〜16時 自分のポスター前

来てくださった方と対話すべく、ポスターの前へ。ほとんどが前述のリゲルさんと、一般参加の某研究関連企業の方との三人で話す感じになりました。
ポスターについて話すっていうより、お二人の会話に混ざらせてもらう形に。時々「不安」を軸にした意見を述べると、共感していただけたように思います。



◆16〜17時 グループディスカッション

リゲルさんの講演をより深めて考える、という内容のディスカッション。参加者を4テーブルに分けて行いました。
グループの中にリゲルさんがいらっしゃったので、講演で語りきれなかった部分を更にお聞きできるような感じ。僕からは「福島の実際を知らないことで起こっている問題が多々あると思う。経験を語っていくことが、その解決に繋がることもあると感じる」と感想を述べました。


本当は更にたくさんのお話をしていきたかったのですが、残念ながら家庭事情的に許されなかったので泣くなく退散…。ろくに片付けもできず、申し訳なかっです。
帰り際、リゲルさんから梨とポストカードをいただきました。この写真、「故郷にもう戻れなくなるかもしれない」…そういう思いから撮影されたものとのこと。本当に、美しい土地なんですよね…。